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第二渡欧記その1

訳あって今年2回めの渡欧となった。今度は渡仏のほかに、隣接の国に電車で行く旅を企画した。自由時間ばかりのツアーで1週間を過ごした。パリから郊外のジベルギーを目指す。ここはモネの庭園があり、住んでいた家が残されているところだが、街全体が観光地というよりも芸術町となっており、静かな印象の土地であった。しかし、バスで一時間ほどの行程で田舎町にたどり着く。肝心の庭園よりも街全体の田舎ぶりの方がずっと気に入った次第。

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いかにも田舎な道路となってきた。
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花畑は綺麗と思う人も沢山居るだろうが、ホイは感心しなかった。あまりにもランダムに植えこまれているようで統一感がない。
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モネの池は日本趣味も取り入れられており、これは計算された構成に感心する。
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この英国庭園風なスペースはよく構成されてましなほうだ。
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このように庭は結構乱雑である。
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遠くに見える家がモネの宅で、美術館になっているのだが、非常に混んでいる。
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ここには浮世絵複製が展示されているようだが、どれも乱雑である。
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あまりに混んでいるので早々に退散。帰りのバスまで時間があるのでジベルニーの町をブラつく。一回りで1時間ほどの町のようだ。
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人の庭で見たうぐいすのような鳥。画廊や工芸作家の展示室などがこじんまりとした町に並んでいる。
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最後に町外れの民宿のある場所に辿り着いた。モネの庭園からの水路が民宿の庭に流れており、広大な敷地を持つB&Bの民宿だ。
ここでの遭遇はワンワンであった。
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シェパード犬の子供である。この広大な庭を遊び場にしている。生後3歳ぐらいか。
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この犬が傑作で、テニスボールを投げると上手く空中ジャンプしてキャッチ。もっと遊んでくれとせがむのである。
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何回でもせがむのでおよそ10分以上も遊んだだろうか。
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ホイの家人の家にはシェパードが居たこともあり、シェパードの扱い方は判る。怖そうな外観の犬だが至ってお人良しの犬でもある。
これだけの庭を独占できる犬も幸せものである。子供犬であり、主人以外の人に遊んでもらうのも楽しいのだ。
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素晴らしい小川がモネの庭から500メートルほど。民宿の裏庭。
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バス停に戻る途中に牧場がある。羊の群れ、これも人間を見つけると寄ってくる。これが何を考えていることは不明、犬は判るのだが、羊は判らない。
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牧場のケシの花。ここからさらに町の路地に足を進める。モネの庭よりもこっちの方が面白いと見たからだ。
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この手押し車が現役で活躍していることに驚く。ある家の庭の路地。
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これは人家の隣がレストランとなっている例。
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画廊街が続く。
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農家の庭先。馬を飼っていた。ここの犬はコリー犬。
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フランスは田舎に限るという光景。これは良く判りました。





# by hoichoi2005 | 2015-08-23 13:40 | 旅暮らし

神室山登行

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かねてからの懸案であったO木さんとの神室山登山が3度めの正直で実行相成った。7月上旬の週末に台風も避けて山に取りつくこととなった。
仙台を4時に出て、鳴子経由で秋の宮温泉通過して登山口に着いたのは午前7時半。曇天であるが湿度は100%近いものがあり、非常にタフな登行となった。登山は西ノ又コースから手を付けたが、荒れた林道を過ぎて吊り橋をやり過ごしたあたりから、気温も上昇して発汗が尽きない。都合、5回以上はタオルを絞るほどの発汗は記録者である。飲料は2リットル程度あり、水分補給は問題ないだろうと思っていたが、結果として下降時までにすべて飲み尽くすほどの酷な行程であった。
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特に往路では不動明王を過ぎた胸突き八丁地点がヤマ場であり、これがこの日の最大の難所となった。山頂は特徴もなく、昼食場とした。
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キヌガサソウに遭遇出来たのは幸い。花の名山だけに御田の神あたりの花畑は華麗である。日光キスゲの群落を見ると、夏が来たと感じる。
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そのキヌガサソウであるが、なかにはピンクの縁取りのある個体が幾つか見られた。彼の地は雄勝、小野小町の伝説の土地。秋田美人の紅の縁取りではないか。
このごろのJRの車内の全農のポスターは壇蜜の小野小町であり、どうもこの花をイメージさせる。
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頂上で記念写真、ガスでカップ麺を作り、ぬるいビールを飲んで早々に下山開始。下りはパノラマコースを選択して、途中で前神室山を抜ける。
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このあたりから非常にタイトなコースになる。足元がヤブで登山道が見難いほか、高低差があるために斜度がきつい道が続く。これがこの日の第二番目の難関であり、湿度と高温のために判断を間違えると危険なことになりかねない。この例は奥秩父の100名山で下降中に鎖場で判断違いで肋骨を2本折るという事故になったことがある。
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振り返ると神室山があった。下山時での消耗はO木さんのブログにもあるが、ホイの極度の多量発汗ではいくら水を飲んでも追いつかないほどのものであった。
この日は、日頃、山をサボっている天罰で、下山道の脚付き場の視野計算が遅く、どうしても遅れがちとなった。また、この下山終了後に宿でお決まりのビール一杯となった直後に、散歩がてら散策していた役内川の渓流で貧血症状を呈し、およそ10分ほど動けなくなってしまうという失態となった。河原に横たわっていても体が思うように動かないのであるから、これが渓流に釣りに入っていたら、一体どうなるかは自明である。10分ほどやり過ごして用便したらなんとか階段も登れる気がしてきた。杖になる木を持ってたった5分の宿への道を10分ほどかけてたどり着く。推定では水分が思った以上に減っていたところへアルコールが注入されて血管拡張して貧血となったと思う。だが、下山後の温泉とビールは必携であり、問題はその後の散策にあった。O木さんは、部屋で高鼾の昼寝であり、やはりこの手が一番の正解であったと思う。
クワバラ,くわばらである。


# by hoichoi2005 | 2015-08-23 12:04 | 山暮らし

渡欧記8

最終日にも粘って朝のマルシェに出向く。高級住宅街のマルシェであり、結構高い。
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しかし、花屋さんも肉屋さんも陳列が非常に知的であり、華やかである。これは各地でも見たことのないレベルである。
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このミモザは大変なものだ。
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これらの高級花の大量陳列、朝9時頃であるが、土曜日のこの日に売り切るのだろうか。
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黴付きのチーズも大量である。いちいち試食して買わなくてはならないだろう。
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トマトの種類も10数種あった。
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魚屋でのマダム。オヒョウのカットをご所望なり。ジビエ料理の材料もありました。うさぎ・雉や小鳥類。うさぎは三千円jほど。
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こちらはやや高級なチーズ専門店。
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これが屋台の照明だろうか。実に凝っている。さらに圧巻なのは魚屋のある店。鯖の氷への突っ込み方は素晴らしい美観だ。
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ハム屋のニーチャンも結構おしゃれである。
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ホルモン系もありました。豚足もフレッシュであり、冷凍品などない。ただし高い。
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これは羊の脳みそ。千円ほど。一度食ってみたい。
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この豚ちゃんの足の綺麗さはなんだ。バレリーナのあんよか。ただし、一本では二千円を下らない。
きのこの豊富さもなんだ。これだけあればきのこ煮込みもさぞうまかろう。
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食品部から雑貨部に移っていく。朝9時は冬季では夜明けである。
再び食品部へ、鳥屋さんである。
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こちらは惣菜部。煮込みといってもストロガノフ風であるがカップ売り、美味そうだ。
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惣菜部のキッシュ屋。どれも高いが非常に食欲をそそる。ホテルよりもアパートに短期滞在してもやっていける。
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惣菜屋のおっちゃん、そういえばオウチャンというスーパーもあった。
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マルシェの出口の花屋さん。このマルシェは地下鉄の駅前にあり、非常に利便性良い。
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屋台の裏はトラックやバンである。午後には閉店するという。それにしても売り切らねばならないし、それだけの需要があるのだ。美食都市である。
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周辺は高級アパートばかりである。
飛行場に行く前に寸時を惜しんでカフェでビール飲む。地元の人しか行かないような地味なカフェ。
おっちゃんがカプチーノ飲むような目立たぬカフェ。
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近所のおっちゃんが情報交換しているようなカフェ。ここで地元のビールを飲む。ミートパイをアテに。
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と、土間が割れるではないか。酒屋のニーチャンがビールなどを運び込んできた。これを地下の倉庫に入れるのである。
この仕組はパリのほかのカフェでも後日目撃することになる。エレベーターは小型で人が乗れない程度のものだ。地下には受け手がいてラックに収まるのだろう。パリはトイレはカフェの地下にある。地下室はトイレと下水管理と倉庫になっているようだ。
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ホテルに戻って荷造りすることにした。昼に立って、午後の便で、日本着は翌日夕方だ。
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しかし、この時はまさか4ヶ月後に、この地に再び舞い戻ってこなくてはいけなくなるとは、想像にもなかったのだ。
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というわけで、後日談は夏頃から掲載のこころだ。






# by hoichoi2005 | 2015-06-21 19:04 | 旅暮らし

渡欧記7

そろそろ渡欧も終末。
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ノートルダム寺院に夕方辿り着いた。セーヌ川河畔は小雨であり、寺院に駆け込む。
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入館料は取られなかったのでローソクを数ユーロで買って点火してくる。どこの寺院も大きいが、これもデカイ。後にフランス史に取り組んで、この寺院の重さを知る。
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結局、1時間近く寺院で雨宿りであった。ミサが続いている。
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出れば午後6時近くで夕暮れである。冬季なので夕は6時で暮れる。
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ようやく雨が上がってセーヌ川を渡る。オデオンに歩く。頼みの文豪ブラッセリーは開店が夜八時からである。



# by hoichoi2005 | 2015-06-21 17:13 | 旅暮らし

渡欧紀6

何日もほっつき歩いているが、時差ボケは感じないのが東回りか。
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ホテル近所のカフルールの花屋さん。
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オペラ座は翌日に再突入を狙う。
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コンコルド広場の断頭場所を辿りたかったが時間切れ。このような時間切れ箇所が散在しており、近々にも3日ほどで再学習も含めて再渡航したい。
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翌日は朝早くから宮殿に行くことにした。ガイドツアーでこのガイドの先生が傑物で、名前が溜池先生。仏歴40年、現在の
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パリの名物ガイドではないか。この先生、なかなかのおしゃれダンデイです。美術への造詣が深く要所を得た解説とフットワークはガイドの真骨頂、名人芸でもあった。
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夜明けは例によって9時頃。
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開場が9時頃で早速入場。中は非常に広いので一人でウロウロしているととても半日では回れそうにない。
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例によってコテコテのゴシックである。
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それにしてもでかいもんを作ったものや。金がいくらあっても足りなかったというが、実は国家予算の10%程度で出来たという。
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溜池先生はお客の写真撮って40年でっせ。笑わせること。
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宮殿の中身はどれも同じようなので割愛。宮廷愛好家でもなければ面白くはない。
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このセーヌ川沿いの散策もせず仕舞い。
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カフェで人物観察。
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いろいろな人種が行き来していて見飽きない。
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そしてオペラ座である。ここは結構面白い。精微な作りであり、内装が良い。
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ほら、青森県美術館にあるあの人の絵である。シャガールだったか。
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これも芸術。
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これらの舞台の模型が非常に緻密で良い。
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いちいち見飽きないのだから困る。模型ファンである。
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だが、これだけの舞台を観劇したら一財産である。
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非常に興味尽きないオペラ座であった。
# by hoichoi2005 | 2015-05-04 18:21 | 旅暮らし